当事者が意思決定支援を望み、語る意義〜共に生き働くパートナーであるために〜
意思決定とは一体なんだろうか?
みな、あたりまえに行っていると深く考えずに日常中で自然と繰り返しているのだろう。
しかし、福祉サービスを利用する側とそれを支援する側という関係の中で考えてみると、意思を現すというあたりまえに尊重されるはずの行為が見えない主従関係によって日常的に封印されてしまう現状が多分に観られている。
どうすれば、意思を尊重し現す機会を保障していけるのか。
それは言うまでもない。当事者の話しを聴く機会を保障することだ。想いが生まれ、それを聴いてくれる人がいるからいろいろな人にやりたいことや、嫌に想う事を話してみようという気持ちが生まれる。
意思の現し方も、人々の生き方や性格と同じようにそれそれに違う。その一つ一つに疑問と感心を持って、共に考え、共に語り合う時間と日常を大事にしていこうと改めて感じられた機会になった。